お清め塩について
お清め塩の使い方について
お通夜や葬式・告別式のときに渡される会葬礼状の封筒に、小袋に入った「お清めの塩」が用意されていることもあります。
現在は、「火葬場へ行ったもの者同士がお互いに肩のあたりに塩をかけ合う」ことも多いようですが、家に帰ってからお清めをする場合もあります。
玄関でのお清め塩の使い方について
火葬場から帰ったら、「家に入る前」に水で左右の手を洗う「手水(ちょうず)」をし、それから塩でお清めをします。
「お清めの塩」を使う場合はそれを家の人に渡し、
門か玄関の前で、胸元 → 背中 → 両足もと の順
に振りかけてもらいます。
家に誰もいない場合は自分で行ないます。
背中には肩越しにかけます。
お清め塩がない場合や意味について
「お清めの塩」がない場合は、食塩でも大丈夫です。
「お清め塩」は、「けがれである死」を祓い清めるために行なうものですが、
仏教では死はけがれと考えないため、「最近では塩を使わない」ようになってきています。
「冠婚葬祭 マナーの便利帖」より